Cheer Up
憧れのＮＦＬチア合格 村田夕奈さん
今回は、３回目の挑戦でＮＦＬデンバーブロンコス・チアリーダーズのオーディションに合格した村田夕奈さんにお話を聞きました。小さい頃から憧れだったＮＦＬチア。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オーディションが中止になるなど、苦労された３年間を振り返っていただきました。素敵なお写真といっしょにお読みください。
―夕奈さん、お久しぶりです。このたびは、NFLブロンコスチアリーダーズ・オーディションの合格、本当におめでとうございます！
美奈子さん、お久しぶりです！ 夢の一歩を踏み出すことができて、本当にうれしいです！ 「チアの木曜日」はいつも熟読させていただいておりましたので、取り上げていただけるなんて光栄です！ 是非、よろしくお願い致します！
―「チアの木曜日」を熟読してくださっていたなんて、とてもうれしいです！ ありがとうございます。
アメリカ挑戦を決めた時は、周囲に同じ挑戦をした人がいなかったので、どういう風にたどり着いたら良いかが分からず、私にとっては情報がとても大事でした。そんな時、「チアの木曜日」の記事には本当に助けられました。それ最初のスタートなんです。
―オーディション前は、食事のサポートもさせていただいて、本当にありがとうございました。
アメリカでのオーディション期間中は、特に美奈子さんのアスレシピ本「ポンポン☆応援めし」が力になっていました。今もいっぱい読んでいます。本当にありがとうございます！ アスレシピのサイトも、レシピやコラムが豊富で、こんなに充実しているのに無料で読めるのは驚きです。何食べようか困った時の参考にしています！
コンサドールズの時の村田さん：クラブ提供
―それでは、NFL挑戦をしようと思ったきっかけを教えてください。
小学２年生の時にコンサドールズジュニアに入り、チアをはじめました。その頃、ダンス専門店で、NFL49ersのチアのオーディションが日本で開催されるチラシを見たんです。そこで見たチラシの女性がとても素敵で、そこからチアを探すために、テレビでNFL観戦するようになりました。
―それから憧れがどのように強くなっていったのですか？
コンサドールズの活動の中では、アメリカ人の学生チアと一緒にトレーニングキャンプに参加する機会がありました。それまでは、アメリカに行くことが大きな壁でしたが、言葉がなくても一緒に楽しい時間を過ごせ、さらに、アメリカに対する憧れが強くなりました。
―コンサドールズでの活動が大きかったのですね
そうですね。2018-2019年シーズンからは、コンサドールズのメンバー兼ディレクターという立場で活動するようになりました。今後は、指導者としての期間が長くなる中で、今ある知識や実力だけでは底が尽きる気がしましたし、もっといろいろな世界を広げたいと思い、その時に自然とNFLという選択肢が出てきました。それから、東京にレッスン受けに行ったり、日本人の元NFLブロンコス・チアリーダーの方からたくさんのお話を聞く機会にも恵まれ、憧れから目標に変わりました。
―NFLブロンコスを受験した理由は何でしたか？
ブロンコスのダンススタイルが好きなことと、すごく基礎を大切にしている印象を受けたからです。コンサドールズも基礎を大切にしているチームなので、今やってることを生かせると思いました。
―オーディションは３回目での合格ですね
2020年に初挑戦しましたが、渡米中にコロナでオーディションが中止になりました。2021年に再挑戦の時はファイナルまで進みました。その時に、ディレクターにフィードバックを依頼したところ、英語の勉強をするようにと伝えてくれました。そこからの1年は準備の仕方も変わりましたし、ファイナルまで進んだことで自信にもつながりました。
―合格したときの気持ちを聞かせてください。
今年は全部出し切ったという気持ちでいたので、名前を呼ばれたときは本当にうれしかったです。何より、２年前にオーディション中に仲良くなった、ブロンコス・チアリーダーが一緒に喜んでくれたことです。
―今後の抱負を聞かせてください。
今はスタートラインに立ったばかりなので、これから、メンバーの一員としてチームに貢献できるように頑張りたいです。ブロンコス・チアリーダーには、素敵な日本人の先輩方もいるので、自分も後々、そう思ってもらえるようなチアリーダーになりたいです。また、コンサドールズでは、サポーターやお客さんと心がつながっているような気持ちを大切に活動していたので、ブロンコスでもそういったチアリーダーになっていきたいです。
―渡米前のお忙しい中、取材をさせていただき、ありがとうございました。
こちらこそ貴重な機会をありがとうございました！美奈子さんの言葉とともに、記事が配信されることが今から楽しみです！
村田さんは前列左から２番目
◆村田夕奈(むらた ゆうな)
札幌市出身。小２から、J1北海道コンサドーレ札幌の公式チアダンスチーム「コンサドールズジュニア」でチアを始め、今季、３度目の挑戦でNFLブロンコス・チアリーダーとなる。