Cheer Up
花咲く!コンサドーレ月下美人
日本サッカー史上初の専属ダンスドリルチームの北海道コンサドーレ札幌オフィシャルダンスドリルチーム「コンサドールズ」と一緒にパフォーマンスを披露する「月下美人」。「将来は月下美人になりたい!」と話すコンサドールズのメンバーも多いそうですよ。
©2022 CONSADOLE
「月下美人」の創設のきっかけは、2007年の敬老の日の試合で、選手とおばあちゃんが一緒に手をつないで歩く「エスコートおばあちゃん」。この企画を見て「(シニア世代の方が)コンサドールズと一緒に、試合を盛り上げられたら、と思いました」と話すのは、コンサドールズのプロデューサーで、月下美人の指導や運営に携わる金子桂子(けいこ)さん。
翌2008年に、60歳以上の方を対象に、コンサドールズと一緒に踊るメンバーの募集をしたところ、希望者が殺到。2009年、“年に1度、ドームに咲く花!”として、「月下美人」が誕生しました。
「コンサドーレ! チャチャチャ」
月下美人は、サポーターのチャントに合わせ、声を出しながらパフォーマンスをします。
©2022 CONSADOLE
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「声を出しながらやることで、脳や体の健康につながります。腹筋も鍛えられますし、メンタルも元気になります。健康増進のため、理学療法士の方に来ていただき、足腰の筋トレを行ってもらうこともありますよ」
金子さんは「あくまでも“応援”が根底にあります。応援する気持ちがあれば、サポーターさんに届きます。自分の出来る範囲のことを精一杯して、できないことも笑いに変えながら、楽しんでいただけるようにと心掛けています」
コンサドーレのサポーターをしながら、月下美人の活動を行うメンバーも多い。レッスン前後には、皆でアウェイ観戦の計画を立てたり、土産交換をしたりと、和やかな雰囲気で活動を楽しんでいます。
©2022 CONSADOLE
指導には、コンサドールズのディレクター千葉侑奈さんと現役メンバーの瀧口風子さんも携わっている。9月11日のホームゲームでは、コンサドールズと一緒に、応援する気持ちを共有しながらパフォーマンスを披露しました。ピッチから見る風景を目に焼き付けたメンバーは「気持ちよかった! 冥土の土産!」と喜びを隠しきれない様子でした。
7月5日には、ブランチ札幌月寒で開催されたハワイアンフェスティバルにゲスト出演するなど、月下美人は地域イベントも盛り上げています。
©2022 CONSADOLE
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今後について、メンバーの一人は「シニアチアフェスティバルに参加してみたいです。そこでいろいろなチームの演技を見て、お互いの演技をたたえ合えるような機会を作りたいと思っています」と抱負を語ってくれました。
◆月下美人
2009年創設。J1北海道コンサドーレ札幌に所属する、60代〜80才代の女性が活動するチアリーディングクラブ。今季のメンバーは17名。年に1回、北海道コンサドーレ札幌のホームゲームに出演する他、地域イベントにも出演。
「チア☆アップ」では、国内外のチアリーダーや関係団体の話題を発信しています。まだ私の知らない魅力あるチームやご支援をいただいているみなさまと出会い、もっともっとチアの情報をお届けできればと願います。取材・掲載をご希望の方からのご連絡をお待ちしております。お気軽にお問い合わせください。 【松崎美奈子】
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