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AKI-1
コラムニスト「AKIRA」が綴るチア界

その1 日本のチア界についての考え

「チア」の印象

みなさんは「チア」と聞いて、何を想像するだろうか?

アメリカンフットボールやバスケットボールのハーフタイムショーでのパフォーマンスや高校野球の観客スタンドで応援をする姿を思い描く人が多いのではないだろうか?

参考文献を読むと、アメリカの大学のスポーツイベントで生まれた応援活動がチアリーディングの起源と言われている。その後、ブリストン大学フットボール部員が「チアリーダー」を命名したのが由来とされている(諸説あります)。

また、さまざまなチア団体のコンセプトを拝見すると「チアスピリット」というワードが出てくる。

「笑顔で、見ている人を励まし元気づけることができる人がチアリーダー」と定義している団体もある。

応援ファン

「チア」の認知度アップ

最近では、プロ野球各球団がパフォーマンスユニットをプロモーションするケースが増えてきた。

昨年、北海道日本ハムファイターズのファイターズガールが「きつねダンス」でブレイクしたように、「チア」を主軸とした営業戦略の成功例が注目されている。

「チア」が社会に広く認知されてきていることは良い傾向だと思う。

しかし、チアリーダーたちが目指しているモノ、大切にしているモノとは違った理解をされていたり、異なった方針で運営されているケースがある。

記者は、それを決して「誤り」だとは思わない。

「チア」の本場・アメリカのチアリーダーたちは、ロールモデルと呼ばれる模範的人物として、チアリーダーの地位を確立しているが、日本でこの意識が定着するのは難しいかもしれない。日本には日本のやり方があってもいいと思う。

「チアをマネタイズする」「チアでプロモーションする」ことは決して間違ったことではないと思う。

「チア」との出会い

記者が「チア」を取材するようになったのは、Bリーグがキッカケだ。

ある県のセールスプロモーションのメンバーになった時にBリーグが創設され、その戦略ミッションを果たすには、その地域のB1チームとのタイアップが不可欠と判断した。初めて、Bリーグを観戦(取材?)した時に、チアリーダーの存在、パフォーマンスに圧倒された。その後、何度かチアリーダーたちを取材するにつれて、1つの疑問が生じた。

「なぜ、いつもそんなに笑顔でいられるのだろう?」

この質問を多くのチアリーダー(現役、OG)やディレクターにぶつけてきた。

「みなさんが笑顔になってくれと私も笑顔になれるんです」

「笑顔は誰でもできるギフト! ギフトを贈ることがチアのおしごと」

どれも納得!

みんな素晴らしい信念を持って「チア」を務めていることを、常に感じる。

しかし、記者はいまだに確たる結論は出せていない。そのくらい「チア」とは奥深いモノなのかもしれない。

「笑顔」

「チア☆アップ」でコラム執筆のオファーをいただいた時に、すぐにこのテーマを決めた。

このコラムが少しでもチア界の発展に役立ってくれれば!

そんな気持ちを込めて、取材・執筆していきます。

さまざまなご意見ご感想、時には厳しいご指摘も覚悟しています。

応援よろしくお願いします。

【チアコラムニスト AKIRA】

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